コルシカ島への2005年のヴァンサン・ボロレ大富豪によるヨット+ジェット機豪華旅行が大統領に当選したサルコジにプレゼントされシャンゼリゼ大道りの高級レストランフーケツの宴会場から出発したのは余りにも選挙で勝った後はなりふり構わないサルコジの正体を暴露させたスキャンダルな事件であった。
地中海をイタリア側そしてフランス国境へと渡ってくる多くのアフリカの移民・難民を指して、今年5月ごろには無知なジャーナリストたちは、サルコジの移民対策批判を支持して「水道管が破裂」したといって移民の欧州共同体への奔流を形容して騒いでいた。が、リビアからアフリカ移民・難民の密航を可能にさせたのは、つまり水道管に大穴をあけたのはリビア空爆の張本人であるサルコジだったのです。
ここに地中海の光と影の悲劇がある。この両者が今夏に地中海で鼻先をぶっつけあった。昨日8月6日にはサルコジは自分にはヴァカンスはないなどと得意の嘘を急遽持ち出して誤魔化して宣言しているのが、道化のように可笑しなことです。
どんな苦しいことがあっても、不幸に突き落とされた人々ならば、国に戦禍を放たれ、家族を失い、住居を失い食もなく、危険なボートに乗せられて地中海を渡らせられたアフリカ移民の人々は、一日でも生き伸びて見るべきである。それは、同じ地中海で豪華ヨットに乗って高級保養地でヴァカンスで遊んでいる、この道化役者の奈落の結末を見届けなければならない。そうでなければ地中海で死んだ多くの同輩の命は浮かばれないだろう。
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