2016年2月22日月曜日

ドイツ難民が威嚇されたビデオ放映後に 抗議が惹起

(パリ=飛田正夫2016/02/22 15:33日本標準時)ドイツのドレスデン南部のクローズニッツ(Clausnitz)で撮影されたビデオは反難民グループが難民に嫌がらせをしてバスで帰宅できないようにしているものだ。バスに表示された「Reisegenuss」とは「旅の喜び」ということだ。別のビデオでは子供が首から警察に取り押さえられているというもの。20日にこれらがインターネットで放映されてから、人間の尊厳を守り憲法を守らなければならない警察の行為として恥ずべきものだと緑の党などから抗議の声が起きている。反難民グループはバスを動けないようにしながら、「Wir sind das Volk !」(我々は民衆だ)と、旧東ドイツで共産主義独裁に対して叫んだスローガンを、2年前にできた反イスラム・反移民のペギダ(Pegida)発祥のドレスデンで再び叫んだ。このスローガンは、今後は反移民・反難民グループの合言葉になりそうだ。警察の難民に対する乱暴な扱いと共に、人権を欠いた反難民グループの言行も論議を呼びそうだ。




【参考記事】
http://www.7sur7.be/7s7/fr/1505/Monde/article/detail/2623578/2016/02/21/Des-videos-montrent-des-refugies-rudoyes-par-la-police-en-Allemagne.dhtml

http://www.7sur7.be/7s7/fr/1505/Monde/article/detail/2623578/2016/02/21/Des-videos-montrent-des-refugies-rudoyes-par-la-police-en-Allemagne.dhtml

https://www.youtube.com/watch?time_continue=37&v=Ds_PXpHLXb8

https://youtu.be/Ds_PXpHLXb8