2014年7月21日月曜日

戦乱を万里の外より招き寄せる「思想の導火線」が国内にあるのは「集団的自衛権」も「イスラエル」も人間殺害の真言流の思想から

フランス全国で大都市やユダヤ人の多くすむ町では暴動化して商店のショーウインドーが壊され盗難が起こっている。リ北西近郊都市のサルセルなどのニュータウンなどでは7月19日以来フランス国内のイスラエル人と反ユダヤ人とが衝突する事件が激化して今後も拡大する模様だ。フランス国営放送テレビA2では、オランド仏大統領が大変に面白いことを話した。それは、6月25日の当ブログでも書いたが、日本の安部や公明党の支持する「集団的自衛権」は戦禍を万里の外より招き寄せるものだと日蓮大聖人の「立正安国論」の文を引いて論じたことだ。

オランド大統領は「立正安国論」を読めるわけがないのだが、一国の大統領として同じ趣旨のことを言える見識があったとうところか。7月20日のオランド大統領は「イスラエルとパレスチナの遠くでの戦争をフランス国内に持ち込んではならない」と宣言したのである。日本でならば真言流の邪説は理解しやすい。それは安倍晋三首相と山口那津男代表の公明党は戦争放棄をうたった日本国の平和憲法とは異なった思想の「集団的自衛権」をこれに接木しようとした。これが真言流のやり方なわけだ。

鶴(日蓮正宗)の頚を切って、今度はその鶴の頭を盗み取って蝦蟇(創価学会・公明党)の胴体の上に接木しようとして失敗。自分の首も切れていて死に絶えようとしてしている胴体は今度は安倍を頭にすることでやっとのこと生きながらえてきた。しかしそれは法華経の鶴の頚を切ってその玉を盗んで自経の頭とする真言流の盗人の法を構えたことになったわけだ。これは少し説明すればわかることだが、なぜフランスで真言流なのかは一般的には理解できないものだと思うので、次の二点の重要なところを指摘したい。


まず、真言流というのは盗人の法を構えるわけだ。そのために法華経最第一を嫌うのである。真言経が劣っているのを隠し、法華経の一念三千の法門を盗みとって自宗の真言経にも元々あったもので法華宗側こそがわれわれの教えを盗んだのだと逆に批判してくるのである。第三者は何もわからないので判断に躊躇するのだ。そこが狙いで、真言流では自分たちには法華経にないマジナイの行儀があり「真言」文字があるので法華経よりも優れているのだと立てる誤った泥棒経なのである。そのために、盗みや金銭を誤魔化す泥棒がこの真言流のごまかしをやると、社会の上から下まで増え多くなるのである。フランスの政界でもこの嘘と誤魔化しによる金の泥棒が頻発している。

真言流を使うと思想の下克上が起こるため社会・経済の混乱が起こり国が衰亡する。一番重要な人間の生命が軽視される、人を簡単に殺害するリビア空爆などを仏大統領サルコジ氏などが命令したのもそのためだ。内戦は外からくるだけでなく思想の導火線を内にもっている場合もある。オランド大統領の「立正安国論」から引用したかのような宣言はまさしくこのことである。

二つめは、今年の春ごろからアカデェミー・フランセーズで真言宗の教義の連続講義が行われたことも関係している。フランスへの日本仏教の伝播は歴史があり今始まったわけではないが、この講演はかなり一般には難解なものであるが、真言流の邪説を説いて余すところがなかったと思われるからだ。

三つめは、オランド大統領も主張する共和国のあり方だ。みんなが仲良く互いに尊厳し合って生きていく社会が共和制ということで、フランスは宗教や信条の自由を尊厳し認めている。誤解を恐れずに言うと、しかしこれがある意味では真言流を許してしまっているのではないかと思えるのである。思想や宗教の尊厳ということと思想や宗教の内容ということは別問題であることを混同している場合がこれまた真言流なのである。つまりテロ思想も民主主義 もそれぞれ尊厳すべきだという誤用のことで、実際的にはきわめてその相違の判断がつかない場合が多いので問題なわけだ。