2014年1月29日水曜日

仏で「月に1回学校を休む」SMS要求で父兄脅し ホモ結婚反対者の公共性教育批判か

SMSを使って「子供を学校から月に1回、行かないように」呼びかける生徒の父兄への脅かしが、パリの東近郊都市モー(Meau Seine-et-Marne)やアルプス地方のモンベリアー(Montbféliard Doubs)などで起こっている。このSMSによってモー市や、ボーベ市など移民の多い難しい地区(Zone Urbaine Sensible SUZ)では、27日に生徒の40%が欠席した。背景にホモ結婚法案反対デモ(manif pour tous)などの性の認識が揺れていることがあり、地方選挙を前にしたキリスト教徒や反政府側の政府抗議としても見て取れる。28日の仏国営ラジオ・フランス・アンフォ(RFI)が伝えている。

先週4日から特にSMSを使ってイスラム教徒の父兄に対し、「2014年の新学期からは、小学校で性教育が実例でもって行なわれる」とか、「国の学校教育では我々の子供に、神が男の子か女の子であることを欲したのではなく、彼女や彼ら自身で選んで生まれ出てきたのだと教えようとしている」と書いて父兄を脅かしているというものだ。

このメッセージの送り元は「学校を休む日」と名づけられた組織でファリダ・ベルグオウル(Farida Belghoul)氏が会長で、「子供に学校を月に1回休ませる」ことを要求している。

もし女子と男子との平等を促進するのならば、父兄はこの性別分け理論に反対しボイコットしなければならないとしている。

これに対しドーブ県教育視察のパトリク・ムーロン氏は、「東の共和主義」という新聞に談話を載せた。「国の教育機関に、貴方の子供をかよわせることにどんな心配もない」「ステロオタイプの人間をつくらないための道具として、男女混合の教育を提供するのは平等を促進させる」として、「平等のためのABCD教育計画」を説明した。

16日夜の国営放送テレビA2で、ジャーナリストのナタリー・サン・クリックさんは、私立の学校に行く子供とちがって、公立だとホモだとか離婚だとかを気にしなくなると話した。同番組では英国のジャーナリストはなぜオランダ大統領が結婚してないことを問題にしないのかといった発言をした場面があった。これに対するクリックさんの返答は、きわめて英国のジャーナリストを黙らせるのに説得力のある言葉だった。

【関連記事】
オランド仏大統領の私生活報道で フランス人の性や結婚観をジャーナリストが論議

【参考記事】
http://www.franceinter.fr/emission-la-revue-de-presse-des-paroles-et-des-actes
Des paroles et des acteshttp://www.europe1.fr/Societe/Cette-rumeur-qui-affole-les-parents-d-eleves-1784155/


http://www.elle.fr/Societe/News/Egalite-filles-garcons-des-SMS-font-peur-aux-parents-d-eleves-2660811
EGALITÉ FILLES-GARÇONS : DES SMS FONT PEUR AUX PARENTS D’ÉLÈVES
Cette rumeur qui affole les parents d'élèves
http://www.elle.fr/Societe/News/Egalite-filles-garcons-des-SMS-font-peur-aux-parents-d-eleves-2660811

http://www.europe1.fr/Societe/Cette-rumeur-qui-affole-les-parents-d-eleves-1784155/

Par Damien Brunon et Fabien Cazeaux
Publié le 28 janvier 2014 à 09h43
Mis à jour le 28 janvier 2014 à 14h24