2014年1月23日木曜日

デュードネ叩きか? 人種差別と資金洗浄の疑惑を背負って フラッシュボールも発見

21日、ユーモリストで人種差別疑惑でフランスを騒がせているデュードネ(Dieudonné)氏の自宅があるシャルトル近くのサン・ルバン・ド・ラ・エ(Saint-Lubin –de—la-Haye)の家宅捜査からはフラッシュボールのような器具が見つかったと発表された。前日の20日夕刻に差し押さえ執行業務員がデュードネ氏のこの自宅を訪問した折に、暴力を受ける事件が起こった。同業務員から暴力の訴えが出て、21日から22日の夜にかけてアネ市の警察はデュードネ夫婦を尋問した。

アネ市の警察での尋問は、差し押さえ執行業務員が、ゴム弾を撃つフラッシュボールのような器具を見たことをほのめかしたためだ。それでデュードネ氏の企業財産管理者である妻のノエミさんも調べたのだとしている。

デュードネ氏の企業は借金を名目に税金を払わないできた。その裏で家族の企業があるカメルーンへ多額の送金をしていて、以前からシャルトルの検事に資金洗浄の疑いがもたれていた。

デュードネ氏の弁護士の一人サンジャ・ミラバー氏はラジオ・ヨーロッパ1で拘置は5時間以上にわたったとし、3時間以上の拘束は違法であると訴えている。ノエミさんは22時ごろに警察を出ているという。

デュードネ氏はこの差し押さえ執行業務員を逆に訴えているので、デュードネ疑惑はすぐに終結しそうもない。デュードネ叩きはしばらく続くことは必然だ。