2016年2月8日月曜日

ペギーダに呼応し武器所持でカレ市で反移民デモ開催 ピケマル大将が首謀者 即刻に裁判

(パリ=飛田正夫2016/02/08 9:23日本標準時)6日のカレ市でのデモは禁止されていたが、ピケマル大将(75歳)を中心に反難民・移民デモがカレ市内で、武器を持ってデモ集会をおこない20人ほどが尋問された。ピケマル大将と他4人は目下拘置中だ。武器アメリカ鉄拳やタザー銃などを所持していた。即刻8日に、ブローニュ・シュール・メール(Boulogne-sur-Mer)の裁判所で調べられる。最高1年の禁固刑の可能性があるといわれている。6日に約150人を集めてのフランス北部の難民キャンプの町カレで開かれた反イスラム、反移民・難民のデモ集会は、ドイツの「西欧のイスラム化に反対する欧州愛国主義者」集団ペギーダ(Pegida)の呼びかけに答えて開催されたものだ。カレ市のデモでは、「移民は出て行け」「独裁者国家」などと叫んで抗議していた。


この集会の主催者は仏軍隊の最高位階級四つ星を持つ外国派兵部隊の大将(1994年~1999年)クリスチャン・ピケマルと見られる。ピケマル大将は現在は引退しているがパラシュート部隊や愛国者市民の会などを主宰して反移民主義の演説をしていた。自分の演説を伝えるのに反イスラムのサイトを利用していた。

【参考記事】
http://www.liberation.fr/france/2016/02/07/le-general-piquemal-de-la-graine-de-putschiste_1431669

http://www.ledauphine.com/france-monde/2016/02/07/calais-le-general-piquemal-devant-le-tribunal-lundi

http://www.dna.fr/actualite/2016/02/07/calais-le-general-piquemal-devant-le-tribunal-lundi