2017年6月6日火曜日

ロンドン以降のダエッシュ・イスラム主義テロ シリアに行く必要ない 手軽な手段で現地速攻テロへ

(パリ=飛田正夫 日本時間;‎‎‎6 ‎juin ‎2017-07:51)これまでのイスラム国家テロリスト組織(IS)によるヨーロッパでのテロには爆弾や武器の大掛かりな準備や計画が必要であった。が、ロンドンのテロからは、フランスのニースでのテロのような大型トラックではなくて、何処にでもあり誰でもが直ぐに手に入る小型トラックを群衆に暴走させることになるだろう。武器も拳銃や爆弾ではなくてナイフというより調達可能なもになる。これで十分に英国社会は混乱し恐怖に怯えている。その為にイスラム国家テロリスト組織(IS)のテロの目的は達成されていると考えられる。イスラムの専門家によると、英国が狙われるのは以前はアフガニスタンやイラク、さらに現在ではシリアやイラクに米国の連合国として介在しているからだという。英国には数百人の聖戦主義者がいてイスラム国家テロリスト組織(IS)に合流しようと考えているという。しかし現在ではISはテロリストの徴集が困難になっていて、シリアなどのテロリストキャンプに集めて訓練するよりは手軽にヨーロッパの現場で各国の聖戦主義者が自前の手段で速攻テロを実行するという方向を取って来ているらしい。

RTLINFOによると最近のテロリストグループのメッセージでは、「シリアやイラクに来ようとするな。あなた方を必要としていないし来るのは困難なことである。それよりも、あなた方のいる国で襲撃を起こすべきだ」( 22 mars 2017)また、「石で頭を叩き割れ」「喉をナイフで切れ」「あなたの車で轢き殺せ」と話していた。このダエッシュ・イスラム主義国家組織(IS)が提唱してきたことが現実となったのが今度のロンドンでのテロであったと見る事が出来る。

今後はこの手の簡易な速攻テロが頻発する可能性は更に高まると見られている。しかしここで少し気になるのは、この非人間的なテロ事件ではISのイデオロギーが背後に人間を操っているということである。そこでは敵ならば「石で頭を叩き割れ」「喉をナイフで切れ」「あなたの車で轢き殺せ」というものである。が、これは何処かで以前に聞いた言葉にどこか似ているのである。昔し創価学会の会員は、宗門の官長を針金で縛って頭をトンカチで叩き割れと言っていたと思う。その時に恐ろしい事を言う人々だと驚いたのだが、考えてみればこれは日本人であってもISと同じくなれるということであろう。イデオロギーの濁りからは当然のことあり得るということなのである。

【参考記事】
http://www.huffingtonpost.fr/2017/06/04/attentat-de-londres-attaques-au-couteau-et-a-la-voiture-belier_a_22124613/
http://www.rtl.be/info/monde/europe/le-royaume-uni-est-l-une-des-cibles-phares-des-djihadistes-des-centaines-d-entre-eux-ont-rejoint-l-etat-islamique--901841.aspx
http://www.actuj.com/2014-09/france/868-frappez-sa-tete-avec-une-pierre-egorgez-le-avec-un-couteau-ecrasez-le-avec-votre-voiture-la-declaration-de-guerre-de-l-etat-islamique-a-la-france
http://www.huffingtonpost.fr/2017/06/04/attentat-de-londres-le-deroule-des-attaques-de-london-bridge-et_a_22124780/

【関連記事】 

パリのノートルダム前庭で警察がトンカチで襲撃を受ける


https://franettese.blogspot.fr/2017/06/blog-post_7.html