2015年6月28日日曜日

ギリシャのカードは国民投票 借金返済の期限切れ延長要求を欧州は拒否

27日ブリュッセルに集会した欧州域内の首脳や財務相は、2015年6月30日に国際通貨基金(IFM)への借金16億ユーロ(約2400億円)返済の期限切れになるために、ギリシャのチプラス首相は7月5日の国民投票で決めたいとして、これを組織するのに猶予が数日ほしいとブリュッセルの欧州議会と国際通貨基金(IFM)に要求したが、厳しく拒否された。(パリ=飛田正夫 2015/06/28 10:40
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ギリシャ市民は現金を引き出すために銀行に行列しているが、一方で、同首相を支持する声が高まっている。ドイツなどにはギリシャが欧州から出て行くことを平気でいる者がいるが、欧州に相互援助の思想が無くなっていることに疑問を持つものも多い。ドイツなどが戦後に経済復興に成功した一方で移民の受け入れなどで苦しんでいる国もある。

ギリシャもそうだが欧州の企業や金持ちが税金をほとんど払わなくてもよい制度や体制が改善されなければならない。ギリシャが欧州から出て行けば欧州の文化的柱が倒れることに金ばかり考えている人々はまだ気がつかないでいるようだ。