2016年2月24日水曜日

カレキャンプの解体で ベルギーへの難民が急増 

(パリ=飛田正夫2016/02/24 8:50日本標準時)23日、フランス北部ドーバ海峡の町カレの難民キャンプ南部が解体されるということでベルギーへ移動する難民が増えている。23日からはフランスとの国境に250から290人の警察を配置しての取締りが22日夜から開始されていた。難民たちは国境で警察に見つかりフランス側へ追い返されている。欧州域内での自由な移動協定シェンゲンが一時的に停止されたのはベルギーの前には、デンマーク、ノルウェー、スゥエーデン、オーストリア、ドイツ、フランスがある。このような一時的な封鎖はシェンゲン協定で特別事情として許されている。

ベルギー人の中には自分達の国に第二のカレのジャングルができることを心配している人もいる。ベルギーのゼーブルグ(Zeebrugges)の港町では一月以来すでに300人ほどの難民が数えられるようになっているという。

【参考記事】
http://www.franceinfo.fr/actu/europe/article/migrants-calais-la-belgique-retablit-les-controles-sa-frontiere-avec-la-france-769005