2015年6月25日木曜日

イスラム教徒のロッテルダム市長が 急進主義イスラム教徒を「出て行け」と非難 世界の話題

24日のフランス国営テレビA2は今、世界で話題になっている報道、オランダのロッテルダム市長アメッド・アブタレーブ(Ahmed Aboutaleb)氏(54歳)のことを伝えた。同氏はイスラム信仰者として回教寺院にも行くが、信仰はあくまでも個人的なもので強要することはしない。アブタレーブ市長は「もしも宗教の名に於いて自由を許さないのならばオランダから出て行けばよい」と言いたいなどとショッキングな発言をしたことで世界を驚かせている。(パリ=飛田正夫 2015/06/25 11:37日本標準時
ロッテルダムの半分はイスラム教徒でその中にはイスラム教徒のアブタレーブ氏に反意を持つものもいる。学生風の青年は、「急進主義派イスラム教徒に対しては厳しい人なのだ」と話す。イスラム教徒の伝統を守ってフラーを被っている若い女性は、「勿論のことテロ襲撃はとてもショッキングなことだが、彼がテレビでいったのも良い考えとはいえない」とインタビューで答えている。

アメッド・アブタレーブ市長は、チャリー・ヘブドの連続殺害テロがパリで起こった後に、「私の名前はアメッド・アブタルブです。ロッテルダムの市長ですが、今夜はパリ市民であって、名前はシャルリーといいます」と宣言して、集まった聴衆から大きな歓声が上がった。アブタルブ氏はオランダで全国的に人気があって次の首相の声も高いとされている。