2014年3月1日土曜日

プーチンの圧力は ウクライナ民主化のロシア感染を恐れて

ウクライナのヤヌコーヴィッチ大統領が逃走し民主的ウクライナ建設が現実味を帯びている現在。ロシアのプーチン大統領は表立って意見を述べることはこれまで無かったが、最近になってウクライナ国境にロシア軍が名前を隠蔽しながら圧力をかけているのは、ロシアにウクライナの民主化が伝染することを恐れているからだと、ロシア専門家の見解が仏国営ラジオ・フランス・アンフォで28日に報道された。

ロシアの高官はヨーロッパに対し、ウクライナの暴力によるクーデタを認めるのかとヨーロッパの支援に対しけん制をかけている。ウクライナ北部ではロシア人系が半数以上を占めている。ウクライナとロシアの経済関係も大きい。ウクライナの民主化が成功すれば次はロシアの春が待っている。これをプーチンが恐れているのは当然だ。

ジョン・ケリー米国務長官はロシアのセルゲイ・ラブロフ外相に対しウクライナ国家の尊厳を守るように呼びかけている。

2013年にはオバマ米大統領はロシアのシリアに対する庇護を批判してプーチン大統領との会談を拒否した。今年は、ロシアが開催国となって6月末にG8がソチ(Sotchi)で予定されているが、今回もオバマはプーチンとの巨頭会談を断ることになりそうだ。

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