2016年2月2日火曜日

「みんな死ね」とパリの高校に脅迫電話 

(パリ=飛田正夫2016/02/02 10:33日本標準時)パリやリヨンの中学校や高校で先週に引き続き2月1日に新たな匿名電話での脅迫があった。ほぼ同様な内容で鞄の中に爆弾を仕掛けたので全員爆破するというものだ。脅迫のあった高校はパリのサンラザール駅近くのコンドルセ高校とパンテオン近くのアンリー4世高校、コレージュ・ド・フランス隣のルイ・ルグラン高校では朝9時ごろに「みんな死ね」 という脅迫電話があったという。リヨンでは中高等学校の6校に同様の脅迫電話が2月1日にあった。6区のエソワード・エリオット高校、2区のアンペレ高校、9区のジャン・ペラン高校、7区のインターナショナル学校、8区のヘンリ・ロンシャンボン中学と9区のジャン・ド・ベラザネ中学だ。学校は午後からは通常の運営に戻ったという。手口や脅迫内容が相似していることから同一犯人と見られているが、もっかのところ国外からの電話で追跡が困難だという。各種仏メディアが報道している。ルモンド紙によると英国の学校でも2月1日に6校が同様な脅迫があった。

パリでは先週26日にマレ地区のサンポール・サンルイ教会脇のシャルルマーニュ高校、サンミッシェル広場に近いフェネロン高校、ルクセンブルグ公園近くのモンテーニュ高校、コンドルセ高校、アンリー4世高校、ルイ・ルグラン高校に爆弾を校内に仕掛けたとの匿名電話があった。

28日には、シャルルマーニュ高校、ルイ・ルグラン高校、アンリー4世高校、コンドルセ高校、メトロ・ヴァンセーヌ門の前のヘレーヌ・ブッシェ高校、マレ地区のカルナバレ美術館脇のビクトール・ユゴー高校と、ビクトール・ユゴー通りにあるパッシィ・サント・オノレ高校に爆弾ではなく脅迫の電話があった。

【参考記事】

仏東部のベルフォーの高校で 偽の爆弾警告 英国、オーストラリア、日本でもhttp://franettese.blogspot.fr/2016/02/blog-post_9.html#more