2014年9月18日木曜日

ベルサイユ宮殿の庭園と有料の秘園(ボスケ)を見る


ベルサイユ宮殿の庭は是非ともゆっくり見学したいものだ。木立の中に音楽堂とかコロナードがあり、洞窟の中にはすばらしい彫刻郡がある。しかしこれを見るには時間が必要だし、庭園が無料の時にはこの秘園ともいうべきボスケには入ることができないようだ。有料の日にはもちろん入ることができるが、庭園が有料日だからといっていつも噴水が上がっているとは限らない。これは定期的に期限を決めて噴水や夜の花火などが模様されるので訪問する前にボスケ入園も含めて調べておくべきだ。ここでは庭を中心にそのいくつかを写真で紹介する。

ベルサイユ宮殿正面 (写真撮影は筆者)


北側の水盤には不思議な架空の動物を描く彫刻が多くある(写真撮影は筆者)



架空の怪獣を制する子供(写真撮影は筆者)




ここは西側の水盤で水しぶきが一斉に上がる。まるで子供の架空戦争
ごっこのようだ。(写真撮影は筆者)

子供は怪獣の背にまたがって空を自由に飛んでいるかのようだ。
(写真撮影は筆者)

ベルサイユの庭園にはこのような不思議な架空の動物がいたるところに
配されて王権の正当性を神秘付けているのであろうか。(写真撮影は筆者)


ベルサイユの庭園の西方サンシール・エコールが奥の方に平らに切れて
見える。そのため消失点がなく不安が起こるバロックの驚きの手法でもある。


北側の庭園(写真撮影は筆者)

北側の庭園で貝殻を使ったもので岩との調和もある。
(写真撮影は筆者)

北の庭園で、奥はホテル・トリアノ。怪獣が噴水の水で生きているようだ。
(写真撮影は筆者)





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コロナード(写真撮影は筆者)








朝浮き彫りの彫刻。




中央の彫刻は丸彫り、サビーヌの誘拐のようなテーマだ。台座のレリーフには恐竜が描かれてこれを退治している注目すべきもので、サンジョージュかサンミカエルか。半円アーチの上の波状のリズムある図案は古典的なものだ。しかし最上部に置かれた火鉢は17世紀バロックの表現である。

列柱は大理石のようだが、これは人口大理石で見騙しの例。



ベルサイユ宮殿を望む、西の庭から(写真撮影は筆者)



(写真撮影は筆者)

石の継ぎ目に青銅が入れてあった。(写真撮影は筆者)