2016年2月18日木曜日

最後の砦シリアのアズズへ参戦 500人のシリア反体制蜂起軍がトルコ国境を通過

(パリ=飛田正夫2016/02/18 16:08日本標準時)18日、トルコ政府はシリア反体制側蜂起市民の最後の砦だといわれるシリア北部のアレップ(Alep)北東30キロにある国境の町アズズ(Azaz)へシリアの独裁者アサド(Bachar el-Assad)と戦うために、イスラム主義者(IS)でないシリア反体制蜂起軍を少なくも500人を国境を通過させたと報道された。現在、シリア反体制側の町として残っているのはトルコ国境に近いアズズ(Azaz)とその南部のマレア(Marea)だけで最後の砦とされている。しかし町の西はクルド軍が、東側はダエッシュ(Daesh=IS)によって包囲されている。

シリアの独裁者アサド(Bachar el-Assad)大統領を支持するプーチン大統領のロシア軍がシリア反体制側蜂起市民の住むアレップ(Alep)やその近隣の町を空爆したために、多くの市民が殺害され町が占領されてシリア反体制蜂起の市民らはトルコ国境へと避難している。この空爆で弱体化した隙を狙って、ダエッシュ=イスラム主義国家組織(IS)とクルドが、タル・リファト(Tall Rifaat)などの町の占拠にでた。深夜過ぎにクルド軍は、シリアの独裁者アサドに反対するシリア反体制蜂起軍を支持するトルコに近い国境の町タル・リファトを5日間に渡り連続爆撃していた。

【参考記事】
http://www.france24.com/fr/20160218-500-rebelles-syriens-passent-frontiere-turque-aller-defendre-azaz

http://www.france24.com/fr/20160218-500-rebelles-syriens-passent-frontiere-turque-aller-defendre-azaz
http://www.ouest-france.fr/monde/syrie/turquie-500-rebelles-syriens-passent-la-frontiere-pour-se-rendre-azaz-4041663