2015年9月3日木曜日

サルコジ前仏大統領 タピ事件を指揮 ゲアン元仏内相の起訴が鍵

2日朝にパリ大審院裁判所に出廷を要請されてベルナール・タピの私設裁判組織の指導的役割を果たした容疑で審査を受けていたサルコジ前仏大統領の右腕でエリゼ大統領官邸総監、内相を歴任したクロード・ゲアン(70歳)の取調べが停止され、10月14に再開されることになったとゲアンの弁護士エル・ゴジから発言され、6月22日にゲアンを9月始めに起訴する判決がでていたもの、なおタピの私設裁判の判決は無効になりやり直しが9月29日に予定されている。サルコジ前仏大統領がタピ私設裁判の実現に関係し指揮をしていたと検事側はみて、サルコジの守りを固めるゲアンを起訴することは、タピ事件解明を補強するものとして調査を続けている。(パリ=飛田正夫 2015/09/03 20:13日本標準時

ゲアンの弁護士は「今の所はどんな起訴も出ていない」と報告した。90年代のアディダス社とリ仏国立ヨネ銀行との間の転売争議によって、同社の社長ベルナール・タピがフランス国の税金を4億3百万ユーロ(約645億円)を利益するような集団的な計画がゲアンとタピなどの間で私設裁判所と裁判官を設けて組織的に計画されたと考えられている事件だ。

【参考記事】
http://www.20minutes.fr/societe/1677479-20150902-arbitrage-tapie-claude-gueant-chez-juges-pole-financier
http://www.lepoint.fr/justice/arbitrage-tapie-l-audition-de-claude-gueant-suspendue-mercredi-soir-02-09-2015-1961476_2386.php