2015年5月8日金曜日

ロシアのプーチン大統領 ナチス・ドイツに勝利した終戦記念日を10億円かけて祝う

5月9日の第二次世界大戦の終戦記念日はロシアがナチス・ドイツに勝利した日でロシアのプーチン大統領はこの日にモスクワの「赤の広場」に、新型戦車Armata T-14や戦闘機やヘリコプターなど194機を飛ばし、16000人の軍隊行進では、更に中国・インド・セルビアなどの外国人兵13000人も参加して700万ユーロ(約10億円)をかけて閲兵式が行われるとしている。しかし天気予報では豪雨になる可能性がありその場合には中止される。フランスの新聞(20minutes)や国営ラジオフランスアンフォなどが報道している。

これに対し親ロシア派を動かして手に入れたクリミア半島の正当性など欧州各国は納得がいかないロシアに対して、9日の記念日には参加を渋っている。

プーチンとしては国連事務局長のバンキー・ムーンや中国の首相、キューバの大統領などの参加をの心待ちにしている。

フランスはこの日にロラン・ファビウス外相を送るが軍隊の閲兵指揮には参加しないで、無名戦士の墓に花を捧げ、夜の夕食会などに参加すると前から言っている。ドイツのドイツのメルケル首相は10日に訪問を予定していて墓碑に献花する予定だ。9日の記念式典にはドイツの前大統領が出席するという。

ドイツ・ナチスの降伏は5月8日夜遅くベルリンで調印されたが、この時間はモスクワ時間では5月9日になっている。これには逸話があって、7日に英・米・ソ連・仏と独がフランスのシャンパーニュのランスでドイツ降伏の調印を行ったがソ連がなっとくせずに、翌日にベルリンで再度することになった。

最近の世論調査ではこの終戦記念日を勝利の日として祝うことを最も大切な行事だと考える人は42%もいて、自分の誕生日やクリスマスより上位になっている。

Samedi, des avions seront en alerte dès 6 heures du matin sur une base aérienne au nord de Moscou...
20MINUTES.FR