2015年4月25日土曜日

ドイツの大統領が初めて「アルメニア人大量虐殺」責任を公式承認 100周年記念日の前夜に


4月23日夜はじめてヨアヒム・ガウク独大統領の口から大量虐殺(ジュノサイド)犯罪はドイツの共同責任であり、この共犯者であることを認めると話があった。ガウク独大統領は、「この犯罪が共同犯罪であって、我々ドイツが共犯者であったという記憶を呼び覚ます作業をしなければならない」と、ドイツにアルメニア人殺害の責任があったことを認めた歴史的な事件となった。ガウク独大統領は首都ベルリンのプロテスタント教会での儀式で、1915年から1917年の間に150万人のアルメニア人を機械的に殺害した大量虐殺に4月24日の100周年記念日を明日に控えて、強調して宣言した。

これまで欧州議会がトルコに対しその罪を認めるように言ってきた。最近、フランソワ法王も大量虐殺(ジュノサイド)の語をアルメニア人聖職者の前で公式に使用していた。
トルコ人300万人という最大数移民を持つドイツは、トルコとの関係悪化も考えられる。しかし今回ドイツ議会の投票決議はドイツ人の良識として一応は評価されなければならないだろう。米国はトルコとの関係を危惧していて、今もその犯罪を認めようとしていない。
もちろんトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領の自国の大量虐殺に対する態度は軟化してきてはいる。しかしトルコによるアルメニア人大量虐殺を認めることは、トルコの賠償責任を認めることになるのでできないのだとう。現在トルコでのアルメニア大量虐殺(ジュノサイド)を認めている国は、23カ国に上る。

Le président allemand a reconnu l'importance du «travail de mémoire» à faire sur le génocide arménien.
LIBERATION.FR