2014年5月7日水曜日

リンゴの花と養蜂箱 ノルマンディの風景を歩く

家にいる時は近くの森や山野を歩く。散歩のつもりだが少し長い距離を歩くこともある。最近は体の健康のために歩くようになった。なにかスポーツをとも考えたがそれにはいくつかの条件が必要だし、いつでもというわけには行かない。私の散歩コースはいくつかある。下の写真掲載は山の中の田舎のように思われるが、そんなに町から離れているわけではない。しかし雉やウサギをよく見かけるのは彼らが行く場所を失ってしまったからだと思う。今はリンゴの花が季節の最後を飾っている。暖かくなったので蜂がその下を飛び交っていた。ノルマンディの風情を感じる風景だ。


菜の花の絨毯





井戸水をくみ上げるポンプが残っている。
家屋は中庭を囲むようにして馬蹄形に繋がっていた。


小川がながれて湿地になっているすすき野の奥に、
ヤドリギをたくさんつけたポプラの木が高くそびえていた。




空の雲間に青空が見えるが、風があって絶えず変化する。



このリンゴ園の持ち主は、フランスの古い果樹のコレクションが、
パリの西部郊外のサンジェルマン近くのポワシーにあると話した。


枝についたコケのような黄色のものは、
茸と海草の中間のリッケンとよばれるものか。



ノルマンディ型の鳩小屋。かなり大きい。石の色が美しい。


路傍に捨て置かれるようにしてある牛乳缶。


質素なたたずまいだ。人影が全く無い。
が、庭は整頓されていて生活している雰囲気が漂っている。



リンゴの木にぶら下げられた空きビンには酢が入れられてあり、
クマ蜂を捕らえる仕掛けらしい。



この周辺の山野には蜂蜜造りの箱があちこちと置かれている。