1992年の5月11日に原子力施設安全局の初の視察を受けた。この時に英国から持ってきた原子力システムが完全に運転されていたので視察・検察官は納得しこれを承認したという。1992年に再度の抜き打ち検査で、プラトニュームが非合法的に作られていたことがわかり、その後サテリットから寧辺の原子爆弾製造基地が発見された。
1994年にクリントンの時に米国が3万の軍隊増強をソウルに送ると発表した時も、北朝鮮はロケット造りを止めるから、プラトニュームの増殖を止めるからと嘘の言い逃れで時間稼ぎをした。その年の7月に金日成が死亡して、金正日が後を継ぐ。オイルショックの70年80年の時代には、経済逼塞する北朝鮮では山岳地帯でのパボ栽培でヘロインを多量に作り、外交官保護権を悪用しイタリアのマフィアらと組んで資金洗浄がなされていた。
2005年9月25日にはブシュは北朝鮮の資金洗浄を中止させるために銀行封鎖で経済制裁をした。2006年10月9日に北朝鮮は初の原爆実験が行われ、ブッシュのイラク侵攻の時期でもあって、これで米国に対し抗議したのだと見られている。
これ以降は北朝鮮は開き直っていて核の原爆開発を隠すことはなくなって、むしろ原子爆弾造りのプラトニューム増殖を検察官にも挑発的に開示するようになっているという。2011年12月金正日が死亡。中国は政治的に穏健な金正男を擁立しようとするが、2017年2月にマレーシアのクアラルンプール飛行場で二人の女性に神経中毒ガスを浴びせられて気絶し直ぐに死亡する。現在の金正恩は金日成の原爆政策を引き継ぐ非常に危険な気性の激しい人だと紹介されている。
このフランス国営放送テレビA2で紹介された北朝鮮の原子爆弾製造の野望が現実化するなかには、大きな嘘があったことが指摘されている。それは原子爆弾を作るのに核の軍事利用ではなく平和利用ならば許されるという誤魔化しであった。これは反戦・反核を掲げた創価学会・公明党が、池田大作の核の軍事利用は駄目だが平和利用ならば許されるという宣言から、福島の原発事故の悲劇が起こっているのと似ている論理だからである。