2013年6月15日土曜日

パリ検事 サルコジ仲間のゲアン前内相の予審調査を開始

 サルコジ前大統領のエリゼ大統領官邸書記総監であったクロード・ゲアン内相は、2002年から2004年にはサルコジ内相時代の官房長官を務めていて、その時代に警察の監視及び調査費用から賞与としてゲアン氏は毎月1万ユーロ(約100万円)を現金で2年間に渡り税金も払わずに着服していたことを、これを裏付ける数多くの資料がゲアン氏の家宅捜査で出てきた。パリ検事は14日に現金賞与受け取りで予審調査を開始することを発表した。13日夜の仏国営ラジオ・フランス・アンフォや14日の左派系の週刊誌ヌーベル・オブセルバトワールfr.などが報道した。

 ゲアン氏は警視総監も経験している人だ。現内相のマニュエル・バルツ氏は裁判所に提訴することを発表した。

 この事件はカラチ事件やリリアン・ベタンクール事件、カダフィ大事件など2007年のサルコジ前大統領の政治資金との繋がりと関係していると見られる。さらにフランスの政治家十数名がスしスの銀行に税金逃れの口座をもっていることなどと関係していてタコの足の様な事件であるとされている。

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