2015年7月11日土曜日

罠に落ちなかったギリシャのチプラス 国民の意思に反し緊縮財政受け入れ 欧州離脱回避

債権国側が今度はあたふたしているようです。チプラス首相は債権国側の罠に落ちなかった。それはギリシャ市民が国民投票で緊縮財政を「ノン」といっているのに、ギリシャ政府は緊縮財政を主張するEUやIMFの要求を飲みながらも、ナショナリストだと思うが彼らの望んでいるギリシャの欧州離脱を選ばなかったことです。こうなると逆に、欧州の弱小国いじめを組織にやってきた陰謀説もつよくなってくるわけで、欧州共同体そのものの価値基盤が足元から揺らがされることになるわけです。ですから欧州の価値にかけて形ちだけでもメルケル首相はこれまでのような拒絶の態度ではいられなくなるのだと思えます。
推測だが、債権側はギリシャの提案は自国民に相当な引き締めを打ち出しているし、債権国がわに対しても誠実なものなので、これを受け入れななければならないと考えます。そうしないと度を越した要求は強制になってきて、それは民主主義のヨーロッパではナショナリストでも、ナチスで無い限りできないことになっているからです。なんとなくいい感じになってきました。たしかに厳しいですが。日曜日が楽しみです。