2015年10月21日水曜日

シリアのアサド大統領 ロシアのプーチン大統領を訪問 テロリズムの戦いを確認、続行

シリアのアサド(Bachar el-Assad)大統領はロシアのプーチン大統領を2011年のシリア市民蜂起以来初の外国訪問であった。10月21日にアサドがシリアに帰国した後に、クレムリン宮殿から報道されている。会談ではシリア問題の解決と将来の展望が論議された模様。両者はもしテロリストがシリアに広がってなければプーチンの軍事介入はなかったとの見解で、更にシリアにはこのテロリズムが拡大していると見ている。両者にとってテロとはシリア反体制側の市民蜂起を指している。(パリ=飛田正夫 2015/10/21 21:44日本標準時


米国防相はロシアの空爆はイスラム主義国家組織(IS/EI)のテロリストを攻撃したのではなくて、シリア反体制側を攻撃したと言っている。21日朝にアサドはシリアに帰っていた。シリア訪問の報道が遅かったのはアサドの留守中の異変を恐れたからだと考えられる。アサドはそのこともあって今回はフランスではなく、ロシアのプーチン大統領を頼って行ったのではないかとみられる。

2010年12月17日チュニジアでモハメッド・ブウアジジ(Mohamed Bouazizi)氏が焼身自殺をはかったのを契機にアラブの春が始まり、独裁国のドミノの波及を危険視していた親子二代にわたる独裁者アサドは、2011年暮れに国連の拒否権を持つフランスへサルコジ大統領を訪ねて支援を求めてやってきたようだ。シリアでの反体制側蜂起運動の胎動が開始していたからである。

サルコジ前大統領は2008年7月14日のパリ祭の仏軍隊のパレードをシャンゼリゼのコンコルド広場で閲兵させて、この独裁者アサドを仏大統領官邸エリゼ宮殿に招待している。



【参考記事】Bachar Al-Assad a rencontré Vladimir Poutine à Moscou
Le Monde.fr avec AFP | 21.10.2015 à 09h01 • Mis à jour le 21.10.2015 à 11h42


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