2014年1月12日日曜日

竜女の成仏は法華経 天皇の先祖は竜女なのでキリスト教では成仏は困難 首相は神でなく仏法を拝むべき

天皇と竜女について考えてみる。日蓮大聖人の御書(平成新編 大石寺版 626頁)には「霊山会上にして即身成仏せし竜女は、小乗経には五障の雲厚く三従のきづな強しと嫌はれ、四十余年の諸大乗経には或は歴劫修行にたへずと捨てられ、」と書かれている。同じく1357頁には、「竜女と申す女人は法華経にて仏に成りて候へば」とある。日本の天皇家の祖先の中に竜女がいる。竜女は仏法の法華経で初めて成仏できたのである。日本の首相が伊勢神宮の天照大神を拝みに行くのは仏教に暗い人のすることであることがわかる。天皇の先祖の竜女は法華経でもってしか成仏できなかったからである。

竜女のような他経では成仏が困難な女性が、ましてやキリスト教では竜は悪魔として扱われるわけで外道(仏教以外の神道やキリスト教などの教えも指す)の教法では更に竜女を先祖にもつ天皇の成仏などは困難となるだろう。キリスト教では天国の門を守るサンミッシェルが竜を悪魔だとして剣や槍で突き刺している残忍なものだ。

天神7代(初代は国常立尊(くにとこたちのみこと)~最後の第7代は伊奘諾尊(いざなぎのみこと)でその妻は伊奘冊諾尊(いざなみのみこと)と続いた。

地神は5代続き、その初めは天照大神で伊勢神宮の日の神で、これは天神の最後第7代の伊奘諾尊と伊奘冊尊との娘である。最後の地神第5代は彦波瀲武大鸕鷥草茸不合尊(ひこなぎさたけうのはふきあえずのみこと)でこの神は第四代ひこほの子で、母は竜女である。

人王時代の初めは神武天皇で、これが地神最後の第五代の彦波瀲武大鸕鷥草茸不合尊(ひこなぎさたけうのはふきあえずのみこと)の子供である。

人王の第十四代の仲哀天皇(ちゅうあい)と第十五代神功皇后(じんぐう)との間に生まれたのが第十六代の応神天皇でこれが八幡大菩薩といわれたものである。

こうして人王の時代第三十代の欽明の代に百済の聖明皇(せいめいおう)が釈迦仏を日本に初めて伝えた。この時の手紙には「臣聞く、万法の中には仏法最も善し、世間の道にも仏法最も上なり。天皇陛下亦応(まさ)に修行あるべし・・・・・」とあった。

これを人々は真実がわからずに、阿弥陀仏といって理解していたわけだ。

仏法に暗いが故に、八幡大菩薩や阿弥陀仏は仏教の機能神でしかないものを本尊とて信仰の対象にしてしまった。今の政治家たちと同じで、仏と神を本末転倒して逆さまに誤った祭りかたをしてしまったために、世の中が下克上となってしまったのである。

日本の軍国主義は、そういう神を主として仏を従とする誤った祭り方をしたことが原因となって国が破れ国土が破壊されたのである。今、日本の国の首相をはじめとした指導者たちが神を祈って靖国神社に詣でることは大きな災禍を招くことになることは必定だ。広島長崎の原爆と同様に福島の原発事故が起こった。今後も同様な誤りによってこれ以上の戦争や天変地妖の不幸が起こることは確かであるのは以上のような理由からなのである。早くこのことに日本の人たちが気づくことが大事である。

その後の欽明天皇、敏達天皇(びだつ)・用明天皇(ようめい)の30年間は仏教は広まらなかった。仏教が日本に本格的に広まるのは第三十三代崇峻(すしゅん)天皇、第三十四代推古天皇以後だ。

欽明、敏達、用明の三天皇は国の礼にまかせて、地神第一代の天照大神、伊勢神宮日の神を拝んでいた。この神は天神第七代目の伊奘諾尊と伊奘冊尊との娘である。

欽明、敏達、用明の三天皇は仏法が伝わった後も深くは信仰しなかった。とくに仏教に反対派の物部(もののべ)や守屋側には、賛成派の聖徳太子と戦って疫病に死ぬ者が多かったのである。

また蘇我の宿禰(すくね)や馬子の側でも同じく病気になっている。その理由は彼らは一棟となって高挙りをなして天皇を損なおうとしたからだと考えられる。ここに仏と神の祭りかたの誤りがあったのである。


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