2016年2月16日火曜日

100万人受け入れ後のドイツ難民に 最低賃金以下の雇用が論議

(パリ=飛田正夫2016/02/16 15:35日本標準時)昨年ドイツは難民を100万人近く受け入れたが、難民の就職口が難しくこれが社会的連帯に脅威を与えている。ドイツ政府はこれに対し企業の受け入れを最低賃金以下での対応を難民に奨励すると最近打ち出しているとユーロニュースは報道している。これはキリスト教精神を基調とするメルケル首相のキリスト教民主同盟(CDU)の提案で企業主は難民を初めの6日月間を見習い労働者(スタージュ)として賃金を払うというものだ。しかし連立内閣を構成する社会民主党(SPD)ではこの問題は最近ドイツで施行されるようになって最低賃金制を破壊し社会的連帯が脅かされると心配している。

ドイツに入った「難民」たちは自分たちはお金が欲しいのではないといっている。自分らは沢山の経験を持っていることを人々に示す為に仕事をするのだといっている。自分たちは弁護士、建築家、医者などアラユル職種を持っている。一つだけ希望があるのはみんなが我々を見る視線を変えて欲しいことなのだと言っている。

【参考記事】
http://fr.euronews.com/2016/02/15/embaucher-les-refugies-en-allemagne-en-les-payant-moins/
Embaucher les réfugiés en Allemagne en les payant moins