2016年2月15日月曜日

パリの簡易美術館ピナコテックが経営不振で封鎖

(パリ=飛田正夫2016/02/15 19:15日本標準時)パリのマドレーヌ寺院の後ろに出来たばかりの簡易美術館ピナコテックの封鎖が決定した。パリの中心街で家賃が高いことと、パリ同時テロ射殺事件の影響が既に現れて客足が激減したのが封鎖の原因だという。このピナコテックはドイツなどにある美術館とは異なっていていわゆる展示会を中心にしたテーマ美術館であった。ムンクやルオーなどの展示会や、最近はカーマ・スートラとか芸者などをテーマに展示会を行っていた。ブティックなどもあったが展示会と同じくありきたりのものしかなく特異なものではなかった。パリにはルーブル美術館やオルセー美術館や現代美術館があり、特にこの美術館が存在する意義は、商業的な儲け以外に文化的な意義などは見いだせなかったのが一番の封鎖の理由だろう。昨年はこのピナコテックが文化的活動をしているにもかかわらず、警備員の給料が3カ月も滞り支払いを拒否したために警備員のストで一時封鎖されている。現在の封鎖の原因がそのあたりに存在するという見方もある。