2014年10月5日日曜日

ビグマリオンの二重請求書の責任はサルコジ 二重三重に隠す仏国営放送テレビ

4日夜の8時の仏国営放送テレビ・アンテナ2では国民運動連合(UMP)党の3人の幹部が2012年のサルコジの仏大統領選挙で違法二重請求書や二重帳簿による公共金汚職と偽証罪で起訴されたことを報じた。そのすぐ直後には、サルコとジュペの世論調査が並んで報じられた。このことでビグマリオン(Bygmalion)がサルコジ事件であることを覆い隠した。そうした上で、この両者の世論調査の人気をUMP会員と仏国民全体にわけて話すことで問題の焦点をさらにぼかして二重三重にビグマリオン事件の重大性をテレビは隠している。テレビの司会者はロラン・ドラウースであった。

サルコジを拘置し7月2日には起訴したナンテールの「税金と財政汚職違反取り締まり仏中央局」(DCDP)は2012年のサルコジ候補の大統領選挙運動資金の出費が違法な請求書偽造であったことが内部告発されたのがビグマリオン事件でビグマリオン(Bygmalion)社の責任者3名とUMPの責任者3人を起訴することにした。これらは会合で請求書の二重帳簿付けを行ったと見られる、もちろんこれを指令した者がいることは疑問の余地がないがこの違法二重請求書や二重帳簿で誰が一番得をするかを考えればわかる。仏大統領選挙はサルコジのためだったのだから。次は、政治家のジャン・フランソワ・コッペ前議長とサルコジが裁判所へ出頭することになるだろう。

【参考記事】
http://www.itele.fr/politique/video/alain-juppe-prefere-des-francais-95599