2016年5月30日月曜日

中国・韓国が黙ってない筈 G7各国首脳は伊勢神宮「訪問」だがベトナムの首相は「参拝」

 (パリ=飛田正夫2016/05/30 22:39日本標準時日本時間)明らかに何かあったですね。日本の安倍晋三首相とG7伊勢志摩サミットの各首脳とのあいだに、この会場選択で日本の安倍の選択に反対の異議が出たのだと思います。その為に、開催国日本との間に受け入れられないG7国各首脳の民主主義国家の政教分離の立場があったのだと思います。それは、伊勢新聞の掲載からもわかります。G7国各首脳らは安倍に案内されて、宇治橋を渡り、伊勢神宮を訪問し、それで神域の正殿前での記念撮影はしたが、正殿内に入ることはしなかったのだと思います。伊勢新聞の記事によると各首脳らが正殿内に入ったとは書かれていないし、参拝したとも書いていない。しかし、ベトナムの首相の伊勢訪問を取り上げて、この方は参拝したと書いてある。OECDの事務総長も参拝したとあり、こちらの小さな記事(約400文字)には「参拝」の文字が7カ所もあり、「礼拝」も1文字ある。再度強調すると、G7各国の首脳は「訪問」だがベトナムの首相は「参拝」「礼拝」であったということです。もしも、G7各国の首脳が「参拝」「礼拝」すれば、靖国神社や伊勢神宮の安倍晋三首相の参拝に神経をとがらせている世界第二位の経済大国で今回のG7に不参加の中国や、韓国など両国がだまってはいない筈だからである。



このような異常な会合場所を選択するにあたってだが、フランス共和国から見ると、モンサンミッシェル市と姉妹都市である伊勢市は観光事業で結びついているようだが、また共に宗教都市でもある。こういう宗教遺跡の場所で世界の政治家が会合することが異常なのである。多神教と一神教の宗教的な町が、どうして姉妹都市なのか?商人の金で結ばれたのかどうかはわからないが、政治世界を脅かす政教一致が危険なのである。こういう事に全く無神経なのが日本の政治家であり学者たちなのだ。

【参考記事】
http://www.isenp.co.jp/news/20160527/news01.htm
http://www.isenp.co.jp/news/20160528/news05.htm