2013年11月12日火曜日

ベルギー連邦議会選挙で、フランドル独立とワロン仏併合の分裂の危機

13日のベルギー連邦議会選挙はイブ・ルテルム内閣の解散にともなって行われたもの。分離独立派北部フランドル地方を地盤にもつ新フラマン協議会(N-VA)が30%を獲得し圧倒的な勝利で、150議席のうち少なくとも27議席を獲得する模様。しかし南部のワロン地方のフランス併合を主張するワロン・社会党(PS)は33%から35%の票を獲得する模様で、議席数では2007年よりも5議席増えて26議席を獲得することになる。この対立の構図が鮮明化したことでベルギーは一方で独立し他方で併合という国の分裂の危機に立たされている。(本文の初出 / 公開日時: 2010年6月14日 @ 15:19  )
ワロン系改革運動(MR)は2007年よりも3議席減少し18議席を獲得する。キリスト教民主フランドル党(CD&V)は20%以下(17議席)の票しか獲得できなかった。

もし終日中にもこの未確定数字が具体化すればフランドル地方の独立とワロン地方のフランス併合の可能性もでてくるが、フランスとは左党のワロン・社会党(PS)との均衡が危ぶまれる。

フランドル地方はドイツ語とフランス語の混じったようなフラマン語を話す文化の異なる地域で、ベルギー人口1千万人のうちの650万人が住み人口密度が高い。

経済的な豊かさはフランス語を話す北部のワロン地方よりもフランドル地方がまさっていて、これが独立と分離の主要な原因になっているが、国語としてのフランドル言語教育の問題がさらに裏にあるといわれている。

イブ・ルテルム首相はブリュクセル-アール-ビルボルド(BHV)選挙区のフラマン派とワロン派との争いの中で、4
月26日政府の解散を国王アルベール2世に提出していた。