2013年7月6日土曜日

オランド仏大統領が仏憲法審議会決定を尊厳しないサルコジ前大統領を注意


 7月5日、オランド仏大統領はサルコジ氏の批判に対し仏憲法審議会の決定を十分に尊厳するよう訪問先のチュニジアから注意を促した。前日4日に仏憲法審議会は、2012年のサルコジ氏の仏大統領選挙運動費計上を無効だとする決定を出した。しかしサルコジ氏はこれを不服として同審議会員を辞任して出て行っき、これはフランス人が決めることだと仏国民にフェイスブックで動員を呼びかけている。仏憲法審議会は、1千100万ユーロ(約14億3000万円)ほどのサルコジ氏の運動資金を援助枠を超えて仏国が支払っていたのを返済するように決定をしたからだ。Le président François Hollande, le 5 juillet 2013 à Tunis.

 http://www.liberation.fr/politiques/2013/07/05/comptes-de-campagne-hollande-appelle-a-respecter-les-sages_916346

仏憲法審議会はフランスの制度で最も重要であらゆるものから独立した決定をするところだ。この我々の大切な制度を批判し猜疑心を持たせるサルコジ氏は少なくとも市民であるならば尊厳すべきだある。と厳しい批判をクリスチャン・トビラ 法相はしている。

 上議員議長のジャyン・ピエール・ベル氏は同様な意味の注意をサルコジ氏に向けて宣言した。仏憲法審議会は司法的に尊厳される最重要な独立な制度で、仏大統領選挙での運動が公平に行なわれるように財政の透明性を保証するためにみんなが受け入れなければならないものだ。と発言した。

 社会党の主席書記ハレーム・デジィール氏は、「サルコジ氏はフランスの財政を破壊しただけでなく国民運動連合(UMP)の財政をも破壊した」と大統領としての威厳のない態度は受け入れられるものではないと裁断している。上院議員のブルーノ・ル・ルー氏はサルコジ氏は前大統領として尊厳を示さなければならないはずの仏憲法審議会を足蹴にしたのは「下品な行為であった」と指摘している。

 社会党のスポークスマンの1人エドアルド・リアン・シィペル氏はサルコジ氏は仏大統領選挙で決められている運動資金額を守らないで、今度はそのつけをフランス国民に払うよう呼びかけているのは「グロテスク」であると批判している。

 マリソル・トゥーレーヌ仏社会・健康相はフランス国営放送テレビA2に出演し、「選挙の決まりを間守るべきである。その決まりを守らなかったのならどうなるのか」とサルコジ氏の行為を糾している。
 
 サルコジ氏は仏憲法審議会のメンバーでありながら自分に都合が悪くなったので逃げ出したのだろうか?この問題は1千100万ユーロ(約14億3000万円)の国民運動連合(UMP)による支払いの問題ではない。

 さらにサルコジ氏は、2012年の仏大統領選挙出馬声明を最後の最後まで出さずにいた。その期間に大出費をしながら現役の大統領として選挙運動を行なっていたことが当時から騒がれていた。その経費は国民の税金であるからだ。この問題を忘れてはならない。

 サルコジ前大統領には独裁者カダフィからの政治資金やフランスの億万長者ベッタンクール氏からの現金が仏大統領選挙に流れているとされることで裁判所が目下調べている。

【参考記事】

Comptes de campagne invalidés : Hollande appelle Sarkozy au respect du Conseil constitutionnel