2012年1月12日木曜日

アレバ社のアンヌ・ローベルジョン前社長、サルコジ大統領の辞任決定に、1億5千万円賠償要求

10年来フランス原子力産業のリーダーであるアレバ社の社長を努めてきたアンヌ・ローベルジョンさんは三期目も勤めたいと立候補していたが、サルコジ大統領の反対で6月末に任期を待たずに辞任させられた。このことで賠償金150万ユーロ(約1億5千万円)を同氏の弁護士がパリ商業裁判所へ要求している。
アンヌ・ローベルジョンさんはアレバの従業員にも人間味のある人だと慕われていて、ミッテラン元大統領時代にはエリゼ大統領官邸の秘書官でもあった。

アンヌ・ローベルジョンさんとその夫のオリビエ・フリック氏は私設探偵事務所によって2007年のアレバ系列のウラン採掘会社ウラミン(UraMin)グループの購買に関連して、不正盗聴が行われたとして職業上の秘密侵害を訴えていた。この訴えは間接的にアレバに対するものとなっている。12月21日に予備調査が開始され、4日にはアンヌ・ローベルジョンさんは警察の調べを受けていた。

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