2017年1月25日水曜日

フィヨン元仏首相の妻 政治家批判の週刊誌カナール・アンシュネに架空雇用を刺される

(パリ=飛田正夫 日本時間;‎25/‎01/‎2017‎‎-21:53:42)2017年の仏大統領選挙予選候補者であるフランソワ・元首相(共和党LC)の妻ペネロップ(Penelope)が年間50万ユーロ(約7500万円)ほどを夫フィヨンの秘書として国会から報酬を得ていたことが政治家批判の週刊誌カナール・アンシュネの報道で24日に明らかにされた。法律的にはそういう事もあり得るというが、実際に何をしていた議会付き秘書なのか不明確なことから道義的倫理的に不法だとして批判が昨夜から高まっている。仏大統領選挙に大きな影響が出るのは必須で、メディアもこれを摩り替えたり隠したりするのに必死のようだ。25日朝の国営ラジオ・フランス・アンフォのマリーベルナルドさんの当番ニュースで議会内労働組合労働者の力(FO)秘書長チェリー・ベーニュ氏が「尊厳に欠けたものだ」と証言している。

フランソワ・フィヨンというのは首相現役時代には毎週フランス中部のサルト地方の田舎の自宅に帰るのにジェットキを飛ばしアンジェからは自家用車を使っていて、費用を国が払っていた。TGV超特急を貸し切ったよりも高くついていたと当時批判があった人である。

【参考記事】
http://www.lemonde.fr/election-presidentielle-2017/article/2017/01/25/francois-fillon-denonce-la-misogynie-des-revelations-du-canard-enchaine_5068735_4854003.html