2016年11月9日水曜日

サルコジ時代の元労働大臣もジュッペを支持 音を立てサルコジ離れに拍車

(パリ=飛田正夫 日本時間;‎‎‎09/‎11/‎2016-07:46:33)8日、北部地方議員のグザビエ・ベルトラン「共和党」(LC)議員は、2017年の仏大統領選挙予選プリメールではボルドー市長のアラン・ジュッペ仏元首相を応援するという大ニュースが国営ラジオ・フランス・アンフォに飛び込んだ。これはジュッペ派の会員が漏らしたらしい。この爆弾宣言は18日のリール市での会合で公式に発表されるらしい。ベルトラン氏はサルコジ時代の元労働大臣で、「共和党」(LC)内の重鎮の一人だ。サルコジ離れは大きな渦になって党内を音を立てて震撼させていて、拍車がかかっているのは確かだ。

先週からでもすでに、元高等教育相を担当しイルドフランス地方で勝利した日本語もしゃべるヴァレリー・ペックレッスさんのジュペ支持宣言があった。昨日7日には正式にジャック・シラク元大統領の長女がジュッペ氏を支持すると、シラクの出身地の中部山岳地帯のコレーズ地方をジュッペと一緒に訪問の折りに発表した。

(LC)元№2のナタリー・コシュースコ・モリゼさんがサルコジを厳しく批判しているのは、サルコジを内部から見て良く知っているからだが、同じに女性が「共和党」議員や執行部に少ないこともある。彼女もジュッペを支持している。第三回目のプリメールデバ(論争)がこれからあり、その後にLCのプリメールの投票が11月20日と27日に予定されている。

【参考記事】
http://www.francetvinfo.fr/replay-radio/le-debrief-politique/le-debrief-politique-primaire-a-droite-xavier-bertrand-soutiendra-alain-juppe_1900457.html