2016年9月14日水曜日

ジュッペとサルコジの対立点 「幸せの予言者」と「不幸の予言者」

(パリ=飛田正夫 日本時間;‎‎‎14/‎09/‎2016-07:39:27)サルコジ前大統領から比べると温和で控えめな現ボルドー市長、元首相・外相を務めたアラン・ジュッペは、13日に開催されたストラスブルグでの、2017年の仏大統領選挙のLC内代表者を決める予選選挙(プリメール)の講演会を開催した。「自分が幸せで」あることを認めた。これは10日ほど前にサルコジがブルターニュ地方の海水浴地ラ・ボール(La Baule)で「ボルドーの坊主」と言ったことに対して、ジュッペが12日夜にパリ南部地方のプロヴァン(Provins)で話し、「どうも、私は幸せの予言者のようで・・・敬服した!」とはなしていたことを、今回ストラスブルグの講演で再度話し、「破壊主義の演説者で不幸な予言者」とサルコジを指して話し、「ボルドーの坊主」は「幸せの存在証明だ」とやり返している。ジュッペとサルコジとはどの点でも対比的であって右派政党の「共和党」(LC)としてはサルコジに人気があるとしても、フランスの選択としてはジュッペの方がより人間的でヨーロッパ的であり支持がある。

ジュッペのストラスブルグ講演では、フランスが外国人を受け入れる伝統を持っている事に触れて、ワルシャワからやって来たマリー・キューリー、ポーランド人のアポリネール、スペインから来たピカソ抜きではフランスは語られないと話した。しかしながら、移民・難民の受け入れでは、欧州議会で毎年決められる職種別、また国別の分担枠数(quotas)で厳しく対処しなければならないとも語った。フランスで生まれた子供がフランス国籍を自動的に取得する「出生地主義」(droit du sol)に関しては、子供の出生時に少なくとも両親のいずれかが規則的にフランスに滞在していた証明が必要だと話している。家族呼び寄せに関しては縮小化の方向で考えている事を明かした。

これ等の諸点において対抗候補者のサルコジとは対照的なのが目立つが、リベラション紙はこれは移民に労働契約を保証して家族と暮らせる事を可能にする、より人間性のある賢明なものだと評価している。

【参考記事】
https://www.google.fr/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=1&ved=0ahUKEwj5w-PSp43PAhXC6xoKHQFKAsgQqQIIHzAA&url=http%3A%2F%2Fwww.lemonde.fr%2Fpolitique%2Farticle%2F2016%2F09%2F13%2Fa-strasbourg-alain-juppe-assume-l-identite-heureuse_4997186_823448.html&usg=AFQjCNGClxW41iMA2gTA1up9yhiImxG5pA&sig2=lG6uqNu6A6s3OVAyGgPCLA
https://www.google.fr/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=2&ved=0ahUKEwj5w-PSp43PAhXC6xoKHQFKAsgQqQIIITAB&url=http%3A%2F%2Fwww.lepoint.fr%2Fpolitique%2Falain-juppe-assume-l-identite-heureuse-13-09-2016-2068215_20.php&usg=AFQjCNGg5Sa6tfiPSkhVbhIKRMb4TLA-8A&sig2=I2yR9ZSfpg4f9fiUzsTeLQ
 «La République et ses fondements ne sont pas négociables. En France, le troisième grand monothéisme doit devenir pleinement un islam de France.»