2016年9月18日日曜日

英国はカレに1キロの「壁」建設を開始 難民対策で

 (パリ=飛田正夫 日本時間;‎‎‎18/‎09/‎2016-14:31:06)フランス北部のカレは、難民たちが目指す英国へ密航する出発点で多くの難民がキャンプしていてカレのジャングルの汚名が付けられた。ここに英国が違法渡航難民対策でコンクリート造りの壁の建設計画「カレの大壁」を9月から開始したと6日に英国のロバート・ゴッドヴィル移民大臣が議会で発表した。ドーバー海峡を渡るチャンスを待っている場所で、8月に公刊された密航者の数はカレの英国側国境で逮捕された違法難民は、昨年は84000人ほどであった。「壁」はコンクリート造りでフェリーの停泊している港へ向かうトラックの上に飛び乗って英国に渡ろうとする主要幹線道路の両側に建てられることになっていて、この壁が現在あるバリケードの柵にとって代わることになる。コンクリート壁の高さは4メートルで長さは1キロとなる予定だ。

2015年8月20日にフランスと英国との間に難民の流出を前に両国が安全と人権的な合意で壁の建設を決めていたもので、「カレの大壁」建設には、230万ユーロ(約34500万円)の工費が計上されていた。