2015年5月17日日曜日

エルメス高級衣料品など公金横領が暴露 元法相・パリ第7区市長ラシダ・ダチを何故サルコジは救わないのか

国営ラジオフランスアンフォの政治専門記者ジュリアン・アングレ氏が、元法務大臣で現欧州議員・パリ第7区市長のラシダ・ダチをサルコジストの急先鋒であった彼女をなぜ救わないのかと言う疑問を分析している。彼女は過去にサルコジの前妻セシリア・サルコジの友人で妹分として最側近の一人として法務大臣までなった。しかし今秋10月頃には最高裁への出頭が決まったサルコジ前大統領にとってはこれ以上に、火中の栗を拾うわけには行かないと見られている雰囲気で、国民運動連合(UMP)の多くの議員らも彼女に援助の手を貸そうとはしないでダチ氏を「アラブ女」とか「ニワトリ泥棒」「へま」だと国民運動連合(UMP)の同僚議員から言われていて頭にきているという。15日朝に「私はニコラ・サルコジに言いつけたのだから」と同ラジオで話している。

彼女にはその特異な性格からか傲慢なところもあったのかサルコジ以外には友人はいなくて、周囲の議員との親交を持たなかったのだと言われている。2012年に、ダチ法相に父親不明の子供が生まれ彼女の私生活がメディアに流れた時には、サルコジは世論調査をして、国民が彼女をどう見ているかを密かに調査している。このような人気を心配して国の税金を世論調査に使ったことも後でサルコジは批判され訴えられている。

今回のル・ポワン誌の暴露記事により法務大臣時代の不正な私的利益に使った飲み食い費や、贈り物、エルメス高級衣料品の支払いなどで公金横領罪が文証で指摘されてしまった。

彼女に手を差し伸べれば、同罪扱いされる危険は今の国民運動連合(UMP)には余りにも多い。下手に墓穴を掘ろうとする者はいないのだと見られている。昔から言われているように、女性はどんな悪人であっても叱ったり罰したりしてはいけないのである。助けないと後で必ず、恨みが祟ることを、智者ならば知っているはずだ。






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