2014年7月10日木曜日

辞任したコッペUMP議長の妻ナディアさん 仏国会の隠しアシスタントで給料71万以上が暴露

コッペ前国民運動連合(UMP)議長の妻ナディアさんは長年にわたり国会付きセーヌ・マルヌ県議員のアシスタントとして毎月71万円以上の給料をもらっていたことを政治の真実を追うネット・新聞「メディアパー」が暴露した。メディアパーは、サルコジ氏の20012年の大統領選挙運動の不正資金問題で責任を取って辞任したコッペ前議長だが、その妻ナディアさんの場合には、単に飛行機の旅費をUMPに支払わせていただけでなく、6ヵ年に渡って国民議会(国会)の職員として国家の税金から給料をもらっていたと指摘している。

コッペ前議長は自分の選挙区に関係するしかも国会に自分の妻を雇っていたことをUMP議長は公表していなかったといっている。どの国会議員も、アシスタントを雇って協力者とすることはできる。月合計額9504ユーロ(約14万円)を限度にその協力者たちに給料を支払うことは自由である。

ナディアさんの場合には彼女一人にその金額の半額つまり4750ユーロ(約71万円)が毎月支払われていた。

ナディアさんはコッペ前議長とは2011年12月に結婚しているためにそれ以前の支払いの証明はいまのところメディアパーでは手に入れてないようだ。ヨーロッパ議会では2009年7月に、この種の親兄弟や配偶者などの雇用は法律で禁止された。

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【参考記事】http://www.mediapart.fr/journal/france/090714/cope-remunere-sa-femme-lassemblee-nationale

Copé rémunère sa femme via l'Assemblée nationale