2014年1月14日火曜日

デュードネの新作「Asu Zoa」がパリ公演 仏政府への隠喩を使った人種差別主義者の反抗か?

フランス中に論争を巻き起しているユーモリストのデュードネ(Dieudonné)は新しい作品「Asu Zoa」を作りこれをパリの8区の金の手通りにある本拠地で13日夜に上演した。インターネットによる入場券の販売は凄い勢いであったという。彼の作品「壁」は人種差別協会や反ユダヤ主義に抗議するリクラ(Licra)によって幾度も告訴されてきた。そのために今回の新作もマニュエル・バルツ内相などから危険視され続けている。

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パリジャン紙fr.によると、新作の題名は「Asu Zoa」とういうカメルーン語で「象の顔」という意味で、「リーダーの顔」を意味するものらしい。しかしこの「ASU」とはUSAを組み換えたものであり、「Zoa」とうのは米国のシオニスト組織のことだというのだ。

パリジャン紙fr.は偶然かもしれないがとして、ツィターに「Asu Zoa」というのがあり、そこにはアフリカのイスラエルの子供及び、ショウワ(ヘブライ語で大量虐殺と収容所送りの意味がある)と奴隷制の犠牲者のインフォーマションと書いてあるという。

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先週はナントやオルレアン、トール、週末のパリ公演などが仏国家審議会によって人権を尊厳しない反ユダヤ主義のアンチセミセィズムで人種差別を喚起させる危険があるとして禁止されていた。デュードネの真意を裏に隠しての隠喩を使った政府への反抗であったのかもしれない。

デュードネは47年前にブルターニュ人の母親とカメルーンの父親を両親として生まれている。

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特集/デュードネと反ユダヤ主義


【参考記事】
Dieudonné : le nouveau spectacle joué ce soir à Paris

Publié le 13.01.2014, 17h26 | Mise à jour : 22h28
http://www.leparisien.fr/faits-divers/dieudonne-son-avocat-annonce-un-nouveau-spectacle-a-paris-pour-ce-soir-13-01-2014-3489573.php