2014年1月8日水曜日

人種差別発言で告訴のデュードネ氏は借金負債を組織した税金逃れが暴露 カメルーンに5200万円送金

人種差別発言で1年以上前から人種差別反対協会や反ユダヤ主義教会によって告訴されてきたユーモリストのデュードネは、マニュエル・バルツ内相とクリスチャン・トビラ法相によっても、デュードネ家族の介在するフィルム販売会社の借金組織化が以前から嫌疑されていた。この会社はデュードネ氏の名前はその従業員にも無くて株のそれぞれ半分が母親と妻ノエミ・モンターニュさんの名義になっていた。同会社の2012年の売り上げは180万ユーロ(約23億円)で純利益は23万ユーロ(約3000万円)以上であり、2013年はその2倍と見られている。しかし税務局ではこのデュードネ氏の興行利益と家族のフィルム販売会社との相関関係が何も証拠がつかめないでいた。

シャルトル市の検事による調査によるとユーモリストのデュードネ(Dieudonné)は2009年以来40万ユーロ(約5200万円)を出身国のカメルーンへ送金して隠していたことが2009年ごろからわかっている。2013年だけでも23万ユーロ(約3000万円)をカメルーンへ送った。ルモンド紙はデュードネが借金を組織化して90万ユーロ(約12億円)もの税金逃れをしていたことを暴露したと仏国営ラジオ・フランス・アンフォ(RFI)は報道している。

シャルトルの検事によって明らかにされたのは、デュードネの妻ノエミ・モンターニュさんがそのユール・エ・ロワール県のサン・リュバン・ド・ラ・エイ(Saint-Lubin-de-la-Haye)に住んでいてデュードネ企業の財産管理をしていたためだ。

司法警察によって予備調査が2013年の2月から開始されていた。政治家暴露の専門週刊紙カナール・アンシュネによると郵便為替と現金によって送金はなされていたという。

エフォンド・コールプ社はヤウンデで1年前に創立されていて、その社長はデュードネ氏の息子メルラン氏になっている。

デュードネ氏の母親と妻のノエミ・モンターニュさんは共謀罪で3年の禁固刑と45000ユーロ(約600万円)の罰金を受ける可能性が強い。特にノエミさんはデュードネ氏に悪い影響を与えていたとされているが、逆にその悪魔性がデュードネ氏の興行を活気だたせていたともいわれている。

【関連記事】

特集/デュードネと反ユダヤ主義


【参考記事】
Dieudonné : du blanchiment d'argent vers le Cameroun ?
LE MARDI 7 JANVIER 2014 À 18:04
http://www.franceinfo.fr/justice/dieudonne-du-blanchiment-d-argent-vers-le-cameroun-1273377-2014-01-07